日経平均は続伸、トヨタは反落=長島和弘

■今日の動きから  3月5日の東京株式市場、日経平均株価は176円15銭高の1万4897円63銭と続伸しました。ロシアとウクライナの軍事衝突への警戒感が後退、米国株高を好感し買い優勢の展開となりました。日経225採用で値上り銘柄数は177、値下り銘柄数は40、変わらずは8。東証1部上場値上り1110銘柄、値下り516銘柄、変わらず160。全33業種中29業種が値上り。TOPIXも続伸。マザーズも続伸。東証REITは4営業日続落となりました。  日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いファーストリテ <9983> が3連騰、ソフトバンク <9984> が続伸。主力の日立 <6501> が続伸した一方で、トヨタ <7203> が反落するなどしました。  全般は外部環境がとりあえず落ち着いたことから、買いは入ったが、トヨタや富士重 <7270> が下げており、積極的に上値を試す動きは手控え気味となっている。  買い一巡感が出始めれば、円相場の動向に神経質な動きとなり、材料株物色に傾斜する可能性もあるだろう。(執筆者:長島和弘)
相場を牽引するような銘柄はないが、下げた銘柄には買いが入っており、底堅い動きとなるか注目されよう。
economic
2014-03-05 15:45