【株式市場】中国の銀行株安など気になり高値もみ合いだが日経平均は大幅続伸

◆日経平均の終値は1万4897円63銭(176円15銭高)、TOPIXは1212.90ポイント(8.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億9797万株   5日後場の東京株式市場は、上海株式市場で「全人代」を前に銀行株が下落と伝えられ、深夜には米国のADP社(給与計算や人事事務代行業)が集計する雇用統計の発表が予定され、何となく手控えるムード。   ソニー <6758> はジリ高基調を続けた半面、キヤノン <7751> はダレ模様など方向性のない展開となり、日経平均は朝方の270円71銭高(1万4992円19銭)を抜けないまま一進一退。ただ、ロシア貿易割合が高いとされるJT(日本たばこ) <2914> が2.9%高など、ウクライナ情勢を巡る懸念は後退した印象。伊藤忠商事 <8001> などの大手商社や日本郵船 <9101> なども堅調。三菱地所 <8802> が5%高など不動産株は昨日から軒並み高。   材料株物色は旺盛で、精養軒 <9734> (JQS)が上野動物園のパンダの繁殖期入りを材料に一時ストップ高。藤倉ゴム工業 <5121> がマグネシウム電池関連とされて急動意となり、神島化学工業 <4026> (東2)はマグネシウムを手がけるとされて後場ストップ高。システム・テクノロジー・アイ <2345> (東マ)はIT技術者の採用拡大観測が言われてストップ高。   東証1部の出来高概算は19億9797万株、売買代金は1兆9386億円。1部上場1786銘柄のうち、値上がり銘柄数は1110(前引けは1290)銘柄、値下がり銘柄数は516(前引けは359)銘柄。  また、東証33業種別指数は29業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率の大きい業種は不動産、ガラス・土石、保険、その他金融、情報・通信、精密機器、海運、建設、など。一方、値下がりしたのは電力・ガス、空運、陸運、パルプ・紙、だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の終値は1万4897円63銭(176円15銭高)、TOPIXは1212.90ポイント(8.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億9797万株。
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2014-03-05 16:30