岩井コスモ証、クボタの投資判断を引き下げ

 岩井コスモ証券が5日付で、クボタ <6326> に対するリポートを発行した。  クボタは今3月期の第3四半期業績に合わせて通期予想を上方修正しており、営業利益を1900億円から1960億円に上積みしている。為替の円安寄与などで、3Qまでに主力の機械部門をはじめ、水・環境部門が増収となっていることが要因となった。    同証券では、4Qも国内の消費増税前の駆け込み需要や、海外での欧米の景気回復が寄与する一方、アジアではタイの政情不安、中国での同社農業機械に対する補助金資格の一時停止などが影響すると予想。ただし、同証券による営業利益予想は2000億円としており、「会社計画は達成可能」と見通している。  来期予想については、営業利益を2060億円と予想。欧米市場の伸長を予想するとともに、不透明なアジア動向しだいと分析している。  クボタの株価はアジア不安から1月以降に大きく下げているが、同リポートでは「当面は調整局面が続く」とコメント。投資判断を5段階中最上位の「A」から2位の「B+」に、目標株価を2070円から1700円に引き下げている。  クボタの株価は前場に大きく売られ、22円安の1386円まで下げたものの、後場に入りプラスに転じ、午後1時53分に8円高の1413円まで上昇している。(編集担当:片岡利文)
岩井コスモ証券が5日付で、クボタに対するリポートを発行した。
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2014-03-06 14:30