日経平均は237円高、円安進行で1万5000円台回復
6日の日経平均株価は前日比237円12銭高の1万5134円75銭と3日続伸して取引を終え、終値としては2月25日以来7営業日ぶりに1万5000円台を回復した。
朝方の日経平均は小幅高で寄り付いたあと、前日終値を挟んで小動きとなったが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産運用について、「厚生労働省は国内債券中心の運用を求めない方針」と伝わるとやや強含んだ。後場は対主要通貨で円安が進み、日経平均は急動意。先物主導で上げ幅を300円超に拡大する場面があった。
個別では、14年10月期第1四半期で大幅増益のクミアイ化学工業 <4996> が急伸。14年3月期業績予想を上方修正した常磐開発 <1782> やiPhoneの全通知受信モジュールを開発したアプリックスIPホールディングス(APLIX) <3727> は一時ストップ高を付けた。遺伝子組換えカイコによるタンパク質生産技術を日本酒メーカーの大関に供与すると発表した免疫生物研究所 <4570> も高い。菊池製作所 <3444> 、セック <3741> などロボット関連銘柄なども上昇した。
半面、アスカネット <2438> は14年4月期第3四半期の決算をきっかけに売りが優勢となった。連日高で前日に高値を更新したオンキヨー <6628> や、6日の前場に新高値を付けたN・フィールド <6077> なども利益確定売りに押された。4日に業績予想を下方修正したビットアイル <3811> はきょうも売られ、昨年来安値を更新した。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比237円12銭高の1万5134円75銭と3日続伸して取引を終え、終値としては2月25日以来7営業日ぶりに1万5000円台を回復した。
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2014-03-06 14:15