日経平均は221円高スタート、FRBが量的金融緩和を縮小

  19日の日経平均株価は前日比221円63銭高の1万5809円43銭で寄り付いた。米国株の大幅高に加え、ドル・円が104円台を回復したため、輸出関連株を中心に買いが先行した。   FRB(米連邦準備制度理事会)が量的金融緩和の縮小を決定したことでドル・円が上昇。一方、縮小とはいえ、証券購入の減額幅が小さいことから、警戒感は広がらず、NYダウの上げ幅は300ドルに迫り、3週間ぶりに過去最高値を更新した。   セクター別では、トヨタ自動車 <7203> など自動車株や、京セラ <6971> などハイテク株が上昇。コマツ <6301> など機械株も買われている。銀行株では、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が買い気配スタート。大和証券グループ本社 <8601> 、野村ホールディングス <8604> など証券株も急伸した。   個別では、13年11月中間期決算を発表したクスリのアオキ <3398> が堅調。13年12月期業績予想を上方修正した東京建物 <8804> もしっかり。円の下落で任天堂 <7974> も買いが先行した。北米のゲーム開発会社との提携を発表したコロプラ <3668> が買い気配。ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> 、ミクシィ <2121> 、エイチーム <3662> なども買われている。   半面、クミアイ化学工業 <4996> は14年10月期で増収増益を計画したものの、朝方は利益確定売りが優勢となった。前日まで2営業日連続でストップ安を付けたリソー教育 <4714> は3%超安で寄り付いた。(編集担当:宮川子平)
19日の日経平均株価は前日比221円63銭高の1万5809円43銭で寄り付いた。米国株の大幅高に加え、ドル・円が104円台を回復したため、輸出関連株を中心に買いが先行した。
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2013-12-19 09:15