ビットアイルの投資判断を岩井コスモ証が引き下げ

 4日に業績修正を発表したビットアイル <3811> に対して、岩井コスモ証券が6日付でリポートを発行している。  ビットアイルは今7月期の営業利益予想を35億円から27億円(前期比12.0%減)、純利益予想を20億円から15億円(同11.9%減)に引き下げ、減益予想に転じている。この要因として、ビットアイルはデータセンターでの大口顧客の解約や料金引き下げ、韓国でのクラウドサービス利用企業の解約などを挙げており、同証券でも「データセンター市場での競争が激しくなっている」と指摘している。  一方で、同証券では「解約は一段落した」と見ており、冬場に上昇した電力料金負担も今後は軽減すると分析。「下期は複数の大口顧客を抱えており、受注できれば修正後の会社計画を上回る可能性がある」とコメントしており、今期の営業利益予想を修正後の会社計画と同額の27億円とした。  ただし、投資評価については、短期的な業績悪化を考慮し、レーティングを5段階中最上位の「A」から2位の「B+」に引き下げ。目標株価は1000円から750円に下方修正した。  ビットアイルの7日の株価は、前場に18円安の613円まで売られる場面があった。(編集担当:片岡利文)
4日に業績修正を発表したビットアイルに対して、岩井コスモ証券が6日付でリポートを発行している。
japan,company
2014-03-07 12:45