[ベトナム株]国交省、JALの羽田~ホーチミン線(夜間帯)新規開設を認可へ

  日本の国土交通省は、日本航空(JAL)が申請していた羽田空港発着のホーチミン線(夜間帯)の新規開設について、今月下旬にも認可する方針を示した。   これに先立ち、国土交通省は昨年10月、羽田空港の発着枠拡大について、昼間帯で全日本空輸(ANA)に11便、JALに5便を配分し、ANA側に有利な配分を行っていた。JALはその後、使われていなかった夜間帯を利用して羽田~ホーチミン線を開設することなどを盛り込んだ2014年度の路線便数計画を発表し、認可申請を行っていた。   JALは、リーマンショック後の世界経済の低迷で利用者が減少し、経営破たん。その後、公的資金を利用し、再建する手法がとられた。ANAはJALの再建が国の過剰な支援によるもので、公平な競争環境を歪めたと訴え、羽田発着枠拡大でANAを優先するよう求め、これにより昼間帯はANAに有利な配分となった。   国土交通省は2012年にJALの新規路線開設について、慎重かつ抑制的に判断するとの指針を示しており、ANAはこの指針を根拠に、「JALのホーチミン線開設は認められない」と反発していたが、国土交通省は今回、JALの新規路線開設を完全に抑制しているわけではないとし、ベトナム路線は今後のビジネス需要拡大が見込めることから、JALの申請を認可する方針を固めた。(情報提供:VERAC)
日本の国土交通省は、日本航空(JAL)が申請していた羽田空港発着のホーチミン線(夜間帯)の新規開設について、今月下旬にも認可する方針を示した。
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2014-03-10 20:00