LCCの春秋航空、「立ち席」構想を再提案・・・今回の案は「半座りもできる」=中国

 中国の格安航空会社・春秋航空が行った新路線発表の記者会見で、同社の王正華董事長は航空機の「立ち席プラン」を提案、中国政府の管理部門に対して立席プラン設立の許可を呼びかけた。成都商報が7日伝えた。  記事によれば、春秋航空は2009年にも、「乗客には座席がなく、立ったまま」、「航空会社は荷物を預からず、食べ物や飲み物も提供しない」など、航空機をまるで公共バスのような形態で運用する「立ち席プラン」のアイデアを打ち出した過去がある。しかし、同アイデアは航空機メーカーのほか、管理部門にあたる「中国民用航空局航空器適航司」の反対に遭い、実現には至らなかった。  春秋航空の関係者の話によると、同社は1時間から2時間程度のフライトの便に立ち席を導入することで、航空券の価格を30%から40%ほど下げたいとしているが、現時点では管理部門の許可は得られていない。  報道によれば、春秋航空が再び打ち出した「立ち席」は、背もたれとなる斜めの板に寄りかかり、胸部に安全バーを当てる形となっている。背もたれにはひじ掛けがあるほか、臀部には腰かけがあるため半座りもできるというが、現時点でこのような立ち席のある航空機を製造しているメーカーは1社もないという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国の格安航空会社・春秋航空が行った新路線発表の記者会見で、同社の王正華董事長は航空機の「立ち席プラン」を提案、中国政府の管理部門に対して立席プラン設立の許可を呼びかけた。成都商報が7日伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-09 15:45