今週の為替相場見通し(2014年3月10日-)=為替王

 先週後半は久しぶりに、大幅な円安が生じ、為替相場は大いに盛り上がりました。この円安がどこまで伸びる可能性があるのか?チャート分析の観点で各通貨みていきましょう。  米ドル円については先月からずっと102円台半ばの水準が上値抵抗帯(上昇する動きを抑える壁)として作用していました。先週その抵抗帯をブレイクしたため、今週も基本的には円安トレンド継続との見方でよいと思います。先週末、円安が急拡大した後は少し円高に戻る場面がありました。週明け以降も、円高に戻るとすれば、今まで上値抵抗帯だった102円台半ば~後半の水準が、今度は逆に、下値サポート帯として作用しやすいと考えます。一方、円安が拡大するとすれば、その具体的な目処として第一に104円台前半。大きく見るならば年末の高値圏、すなわち105円台を目指すことになると考えます。  先週号で「ユーロドルは1.39や、1.40の大台超えも可能性としては十分考えられる」と明言しました。先週はとりあえず、1.39に到達しました。上昇トレンドが続いているとの認識で、当初ターゲット1.4の大台超えの期待もまだ残っていると考えます。  クロス円は先週後半、大幅に円安になりましたので、円安余地は少ないとの見方もあると思いますが、ポンド円なら174円台乗せ、豪ドル円なら94円台後半~95円乗せもあり得るのではないかと考えます。(執筆者:為替王)
先週後半は久しぶりに、大幅な円安が生じ、為替相場は大いに盛り上がりました。この円安がどこまで伸びる可能性があるのか?チャート分析の観点で各通貨みていきましょう。
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2014-03-09 20:00