日経平均は76円安で寄り付く、利益確定売りが先行
10日の日経平均株価は前週末比76円54銭安の1万5197円53銭で寄り付いた。前週末まで4日続伸の反動もあり、利益確定売りが優勢となった。ただ、米国株の上昇や円安の進行など外部環境が改善したため、下値は限定的で、前週末終値付近まで下げ渋る場面もみられた。
個別では、14年4月期第3四半期の決算を発表したクックパッド <2193> が売られた。15年1月期で2ケタ減益予想のユークス <4334> も軟調。14年1月期業績予想を下方修正したナイスクラップ <7598> や、14年3月期業績予想を下方修正した高田機工 <5923> 、14年4月期業績予想を下方修正したザッパラス <3770> などもさえない。
半面、14年3月期業績予想を上方修正した東洋建設 <1890> は急伸。14年10月期第1四半期で大幅増収増益を確保したカナモト <9678> は昨年来高値を更新した。14年3月期末で復配を発表した富士テクニカ富津 <6476> や、米国でリドカインテープ剤の特許が承認されたメドレックス <4586> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前週末比76円54銭安の1万5197円53銭で寄り付いた。
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2014-03-10 09:15