【今日のドル円】中国株の反応に注目、クロス円軟調だと一段安の可能性も

 前週7日、ドル/円は米2月雇用統計の強い結果を受けて103.757円まで上昇するも一時的であった。その後はウクライナ情勢不安を背景にNYダウ平均株価が一時マイナス圏に転じると上げ幅を縮小し、結局103.273円で取引を終えた。8日発表された中国2月貿易収支が予想外の赤字となった事を受け、本日のドル/円は早朝のオセアニア市場で102.63円まで軟化する場面が見られた。中国景気の鈍化懸念がくすぶる中、この後は中国株の反応に注目したい。  株安を受けてクロス円が軟調に推移するようだと、ドル/円に下押し圧力が掛かりやすいと見る。もし早朝の安値を更新するようだと、日足の一目均衡表の転換線(本稿執筆時点では102.478円)に向けた一段安もあるだろう。仮に中国株が落ち着いた反応であったとしても、明日の日銀の金融政策発表を見極めたいとのムードから積極的な円売りは期待しづらいと見る。その他引き続き、ウクライナ情勢についての関連報道にも注意したい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
前週7日、ドル/円は米2月雇用統計の強い結果を受けて103.757円まで上昇するも一時的であった。その後はウクライナ情勢不安を背景にNYダウ平均株価が一時マイナス圏に転じると上げ幅を縮小し、結局103.273円で取引を終えた。
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2014-03-10 09:45