日本アクアは続落も連続の最高純益更新をテコに直近IPO株人気が再燃余地

  日本アクア <1429> (東マ)は、40円安の2875円と3営業日続落して始まっている。今年3月3日につけた2番底2779円からの底上げ途上にあり戻り売りが交錯しているものだが、引き続き今年2月10日に発表した今12月期の純利益が、59%増と連続大幅増益となって過去最高更新を予想していることを見直し、直近IPO(新規株式公開)株人気が再燃する展開が想定される。今年のIPOは、前週6日から本格化、6日IPOのサイバーリンクス <3683> (JQS)が、公開価格比2.8倍まで買われて高人気化したことも、連想買いを強めよう。 ■市場シェア70%の「アクアフォーム」を施工・販売を強化   同社の今12月期業績は、売り上げ130億2500万円(前期比32%増)、経常利益13億3300万円(同44%増)、純利益8億1700万円(同59%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高を大幅に連続更新する。4月の消費税増税に伴う駆け込み需要の反動で新規住宅着工件数が減少する厳しい経営環境が予想されるが、新築の木造住宅向けの現場ウレタン市場で70%のシェアを誇る同社の断熱用硬質ウレタンフォーム「アクアフォーム」の高断熱性・高気密性や価格競争力の優位性を武器にさらに拡販し、この戸建住宅に加えて建築物向けの断熱材の施工・販売も新たに強化、営業ツールのシステム化、販売管理システムの性能向上、物流の効率化などを進めることなども寄与する。 ■大化けの上場時の半値押しの2番底から一段の戻りに挑戦   株価は、昨年12月に公開価格1650円でIPOされ、2061円でつけた初値から上場来高値4065円まで2.4倍化し、いったん2675円安値まで調整、その後はIPO時の上昇幅の半値押しの25日移動平均線水準で中段もみ合いが続いた。このもみ合いから今期の連続最高純益更新予想では3690円の戻り高値まで買い直されたが、全般相場の波乱とともに2779円と調整、2番底を形成した。直近IPO株人気を高めて一段の戻りに挑戦しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日本アクア<1429>(東マ)は、40円安の2875円と3営業日続落して始まっている。今年3月3日につけた2番底2779円からの底上げ途上にあり戻り売りが交錯しているものだが・・・。
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2014-03-10 10:15