日経平均は5日ぶりに反落、復興関連が高い=長島和弘

■今日の動きから  3月10日の東京株式市場、日経平均株価は153円93銭安の1万5120円14銭と5営業日ぶりに反落しました。戻り一巡感、中国の2月の貿易統計で輸出が大幅に減少したことを嫌気し、売り優勢の展開となりました。日経225採用で値上り銘柄数は43、値下り銘柄数は170、変わらずは12。東証1部上場値上り550銘柄、値下り1089銘柄、変わらず151。全33業種中建設業、空運業、精密機器、海運業を除く29業種が値下り。TOPIXも5営業日ぶりに反落。マザーズは5営業日続伸。東証REITは3営業日ぶりに反落となりました。  日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いファーストリテ <9983> 、ソフトバンク <9984> のほか、主力のトヨタ <7203> が反落するなどしました。  東証1部市場では、カナモト <9678> や東洋建 <1890> が値上り率上位に入ったほか、大林組 <1802> 、清水建 <1803> 、ライト工 <1926> 、住阪セメ <5232> 、岡部 <5959> が、昨年来の高値を更新するなどした。  全般は方向感に乏しいものの、復興関連を見直す動きが見られており、物色の裾野が広がるか注目されよう。(執筆者:長島和弘)
全般は方向感に乏しいものの、復興関連を見直す動きが見られており、物色の裾野が広がるか注目されよう。
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2014-03-10 17:15