日経平均は59円高スタート、イーグル工が買い気配

 11日の日経平均株価終値は、59円33銭高の1万5179円47銭と小幅高でスタート。  前日のNYダウが34ドル安と3日ぶりに反落、中国の2月貿易統計の落ち込みが新興国などの成長停滞懸念につながり、米国株の重しになった。外国為替市場では円が小幅に買われ、1ドル=103円台前半をつけている。日経平均は前日153円安の反動もあり上昇しているが、材料難から積極的な買いは見られていない。  個別株では、今3月期の期末配当を大幅増額したイーグル工業 <6486> が買い気配でスタート。今3月期の配当予想を引き上げたウェッズ <7551> も買い気配となっている。  ほかにも、来3月期の米国事業が黒字転換する見通しと観測された太平洋セメント <5233> 、未定としていた今3月期末配当を増配計画とした大豊建設 <1822> などが急伸。アレルギー対策関連の臨床試験で有意な試験結果が得られたと発表した鳥居薬品 <4551> も大きく買われている。  一方、今1月期の純利益予想が微増益となったポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> や、大株主による株式の売り出しなどを発表したアグロ カネショウ <4955> は売り気配となっており。東証1部または2部への市場変更を発表したオルトプラス <3672> は急落。  また、自社株買いを発表したキリンホールディングス <2503> は売りが先行。大雪の影響で2月の既存店売上高が大きく落ち込んだ日本マクドナルドホールディングス <2702> は小動きとなり、1月中間期業績が計画を下ブレて着地したドクターシーラボ <4924> は小幅安で推移している。(編集担当:片岡利文)
11日の日経平均株価終値は、59円33銭高の1万5179円47銭と小幅高でスタート。
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2014-03-11 08:45