ダイソーは好材料含み、リチウムイオン電池に次ぐ優良候補「有機2次電池」開発
カセイソーダ中堅で、世界トップクラスの製品を多数取り扱う、ダイソー <4046> は19日、9円高の349円まで上げて続伸し、年初来高値を更新している。同社と大阪府立大学が、ポストリチウムイオン電池の有力候補とされる「有機2次電池」を共同開発したと10日に伝わったことが手がかり材料。目先の利益確定売りを吸収し、上値を試しており、連続最高益更新見通しで割安感があることも見直され一段高が期待されることから、短期的に注目したい。
基礎化学品では、クロール・アルカリやアリルクロライドが好調。機能化学品では、アリルエーテル類が好調なほか、ダップ樹脂はUVインキ用途向けなどが国内外ともに堅調。医薬品原薬・中間体は、抗ウイルス薬中間体、急性心不全治療薬原薬、筋疾患治療薬原薬および食品添加物用酵素などが好調に推移。カラーレジストはタブレット、スマートフォン向けが好調に推移。また、住宅設備関連商品も好調に推移する見通しで、今3月期業績予想は、売上高が900億円(前年同期比8.2%増)、営業利益が50億円(同10.2%増)、経常利益が52億円(同3.5%増)、純利益が30億円(同3.9%増)と連続最高益更新が見込まれている。
株価は、12月10日に339円と急上昇し、レンジ上限である09年9月332円突破。12日安値316円と下げて切り返す動きで、初押し完了との感が強まった。有機2次電池の実用化は10年後とまだ先のようだが、連続最高益更新見通しで、今期予想PER12倍台と割安感があり見直し余地はある。4年間にわたるもみ合いを上抜く方向で、07年9月高値456円までフシらしいフシはなく、一段と騰勢を強める可能性大。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
カセイソーダ中堅で、世界トップクラスの製品を多数取り扱う、ダイソーは19日、9円高の349円まで上げて続伸し、年初来高値を更新している。
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2013-12-19 09:45