日経平均は反発、日経寄与度の高い銘柄が上昇=長島和弘

■今日の動きから  3月11日の東京株式市場、日経平均株価は103円97銭高の1万5224円11銭と反発しました。金融政策決定会合で、貸出支援基金拡充・延長策の詳細を正式に決めたことを受け、いったんは材料出尽くしで上げ幅を縮小しましたが、底堅い展開となりました。日経225採用で値上り銘柄数は155、値下り銘柄数は63、変わらずは7。東証1部上場値上り1144銘柄、値下り492銘柄、変わらず154。全33業種中29業種が値上り。TOPIXも反発。マザーズは6営業日続伸。東証REITは続落となりました。  日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高い東エレク <8035> が高値更新、ソフトバンク <9984> 、ファーストリテ <9983> 、ファナック <6954> などの上昇が指数を下支えしたが、方向感に乏しい展開。  東証1部市場では、15年3月期業績好調が観測されている日電産 <6594> が、連日高値と買われており、消費増税後の業績見通しを見極めようとの動きが出ている。  全般は方向感に乏しくなっており、低位材料株などを散発的に物色する流れになる可能性もあるだろう。(執筆者:長島和弘)
全般は方向感に乏しくなっており、低位材料株などを散発的に物色する流れになる可能性もあるだろう。
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2014-03-11 15:45