アジア・環太平洋地域最大規模の食品展示会閉会、日本にビジネスチャンスを求め台湾から過去最多の企業が出展

3月4日から7日まで幕張メッセにて行われた、「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」に、台湾の業者が多数出展。「日本進出の足掛かりになった」と、台湾メディアが報道した。
過去最高の112の業者が参加したとのこと。「台湾新生報(TSSDNEWS)」は外貿協会・葉副秘書長のコメントとして、「2020年の東京オリンピック開催決定後初の国際食品・飲料展なので、喜ばしい気持ちでいっぱいです。台湾からは過去最多となる業者が出展し、高雄市・台南市などは農産物を運んできました」と伝えた。
今回は、5つの海洋深層水業者が出展し、日本側との産業交流を深めることを目標に掲げていたという。また、ナツメは日本での展開が見込めそうな農産物という評価も受けたと伝えられた。日本のみならず世界各国のバイヤーたちが集まる場でもあり、「台湾にとってビジネスチャンスの広がりが期待できる」と日本での出展は大いに意義があった様子である。
2013年は東京の表参道に台湾のパイナップルケーキブランド「微熱山丘(SunnyHills)」のショップや台湾の人気カフェ「春水堂(チュンスイタン)」が代官山でオープンしており、台湾の人気ショップの日本進出が目立った年だった。
両店とも話題になり、「春水堂」は今年1月に六本木に2店舗目をオープンした。今後も台湾企業の日本進出が見込まれる。
また閉会したばかりの「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」は、1976年から開催されているアジア・環太平洋地域最大規模の食品や飲料などの専門展示会で、今年39回目を迎える。
出展した台湾企業の名産品が日本に広まり、食べる機会が増えるかもしれない。日本人にとって台湾は、日々身近な存在になっていると言えそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(イメージ写真提供:123RF)
3月4日から7日まで幕張メッセにて行われた、「FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展」に、台湾の業者が多数出展。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-11 17:00