日韓の輸出競争力、韓国は電子や造船で優勢も・・・日本の競争力の高まりに警戒

 韓国商工会議所は10日、報告書「韓日の輸出競争力の推移と最近の円安以降の輸出動向」を発表し、韓国が電気・電子、造船、繊維業の分野において日本よりも優位にあることを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。  報告書によると、過去10年間にわたる業種別の輸出競争力を示す顕示比較優位指数(RCA)を比較した結果、電気・電子は韓国が1.72(2012年基準)で日本の1.38を上回った。韓国が優位な状況は、2002年から約10年に渡り続いている。  RCA数値が1.0より高いと、その品目に対する競争力が世界の平均より高いことを意味する。  造船の分野でも韓国は7.73で、日本の3.12より優位にあり、繊維も韓国が1.35、日本が0.60と圧倒した。  しかし自動車の分野では日本が2.91だったのに対し、韓国は1.71に留まった。自動車は過去10年間、韓国が日本を上回ったことはない。一般機械も、韓国が0.90なのに対し、日本は1.70と優位にあった。  2013年の日本の輸出量は、上半期に5.3%減少したが、下半期には2.4%に増加した。報告書は、円安にも関わらず下半期の輸出量は増加に転じており、さらに日本の企業が技術開発などを通じて競争力を高めていることから、韓国企業は対策を講じる必要があると指摘した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)
韓国商工会議所は10日、報告書「韓日の輸出競争力の推移と最近の円安以降の輸出動向」を発表し、韓国が電気・電子、造船、繊維業の分野において日本よりも優位にあることを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-12 00:15