キーウェアソリューションズは調整一巡して強基調へ転換

  システム開発のキーウェアソリューションズ <3799> (東2)の株価は調整一巡感を強めている。今期(14年3月期)の営業増益を評価して強基調へ転換し、出直り展開だろう。   システム受託開発事業(公共システム開発、ネットワークシステム開発)、経営とITの総合コンサルティング事業(システムインテグレーション、ITサービス、サポートサービス)、その他事業(機器販売など)を展開している。筆頭株主のNEC <6701> との連携によって医療分野や流通・サービス業分野へ事業領域を広げ、ERP関連やセキュリティ関連も強化している。   今期(14年3月期)連結業績見通しは前回予想(5月14日公表)を据え置いて売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。主要顧客のNEC、日本HP、JR関連を中心として、ネットワークシステム開発、システムインテグレーション、サポートサービスなどが好調に推移する。増収効果に加えて、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果なども寄与する。第3四半期累計(4月~12月)は大幅増益であり、収益は改善基調だろう。   株価の動きを見ると、2月4日の直近安値610円から反発し、2月下旬に動意の形となって2月26日に909円、そして2月27日に989円まで急伸する場面があった。その後は反落して足元は概ね750円~800円近辺で推移しているが、2月上旬の水準まで大きく下押す動きは見られない。調整一巡感を強める展開だ。   3月11日の終値775円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は1.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線突破の動きを強めている。強基調に転換して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は調整一巡感を強めている。今期(14年3月期)の営業増益を評価して強基調へ転換し、出直り展開だろう。
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2014-03-12 09:15