電算システムは急騰の過熱感解消して動意のタイミング
情報サービスの電算システム <3630> の株価は急騰して付けた10月高値後は上げ一服の形だが、高値圏で堅調に推移している。今期(13年12月期)好業績を評価する流れに変化はなく、過熱感が薄れて動意のタイミングだろう。
情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始した。さらに13年10月にはNTTドコモ <9437> と業務提携した。Googleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして連携する方針だ。
今期連結業績見通しは売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。情報サービス事業はGoogle関連が順調で採算改善も寄与する。収納代行サービス事業は新規取引先獲得に加えて既存取引先の収納件数増加も寄与する。新データセンター費用発生などを吸収して増収増益見込みだ。情報サービス事業、収納代行サービス事業とも順調に業容を拡大しており、来期(14年12月期)についても好業績が予想される。
株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、10月中旬に動意付いて直前の1100円台から10月15日の年初来高値1540円まで急伸した。その後は過熱感を強めたこともあり上げ一服の形だが、下押す動きは見られず概ね1400円台で堅調に推移している。好業績を評価する動きだろう。
12月18日の終値1438円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は22~23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS681円64銭で算出)は2.1倍近辺である。週足チャート見ると、サポートラインの13週移動平均線が接近して過熱感が解消した。好業績を評価する流れに変化はなく動意のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
情報サービスの電算システム<3630>(東1)の株価は急騰して付けた10月高値後は上げ一服の形だが、高値圏で堅調に推移している。
economic
2013-12-19 10:00