吉野家HDが牛丼の値上げを発表、株価はもみ合いに

 吉野家ホールディングス <9861> が朝方に14円安の1636円まで売られたものの、すぐに買い戻され、前日終値付近でもみ合っている。  同社は前日11日、牛丼など主力製品を4月1日の消費増税後に値上げすると発表した。  税込で「牛丼・並盛」を280円から300円に、人気の「牛すき鍋膳・並盛」は580円から590円に引き上げるという。消費増税への対応および、原材料の高騰と長引く円安を値上げ要因としている。  吉野家HDでは昨年(13年)12月に発売した「牛すき鍋膳」の好調により、月次売上が急回復している。今回の値上げで客足が遠ざかるのではとの懸念が株価の売りにつながった一方、原材料高・円高の影響を価格転嫁できたことが買い材料となっており、売り買いが交錯しているもようだ。(編集担当:片岡利文)
吉野家ホールディングスが朝方に14円安の1636円まで売られたものの、すぐに買い戻され、前日終値付近でもみ合っている。
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2014-03-12 10:00