日経平均は393円安で取引終了、約1週間ぶり安値

 12日の日経平均株価は前日比393円72銭安の1万4830円39銭と急反落して取引を終了。1万5000円を割り込み、3月4日以来の安値を付けた。米国株安や円上昇を背景に売りが先行し、朝方から1万5000円を割り込んだ。先物に断続的な売りが観測され、日経平均は安値圏で停滞。中国株の下落なども嫌気され、後場に下げ幅を広げた。  業種別では、全33業種が下落。日本郵船 <9101> など海運株や、JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株、住友金属鉱山 <5713> など非鉄金属株の下げがきつかった。個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> など値がさ株が軟調に推移した。  このほか、14年4月期利益予想を下方修正したトーエル <3361> もさえない。コスモ石油 <5007> の上値も重かった。前日に急伸したオリエンタルチエン工業 <6380> は利益確定売りに押され、エイチアンドエフ <6163> も前場に高値を更新したあと売り圧力に押された。  半面、マグネシウム燃料電池関連の特許を譲受けると発表したオリコン <4800> はストップ高買い気配。8期ぶりの復配を発表した日本出版貿易 <8072> は一時ストップ高を付け、株主優待制度の導入を発表したアビスト <6087> も高い。日本鋳造 <5609> やウェッズ <7551> は連日で急伸した。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前日比393円72銭安の1万4830円39銭と急反落して取引を終了。
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2014-03-12 15:00