日経平均は引け間際に失速、14円安で終える

 13日の日経平均株価終値は、14円41銭安の1万4815円98銭と小幅続落。  前日NYダウが小幅安、ドル・円も小動きだったこともあり、日経平均は17円33銭高の1万4847円で寄り付き。一時は前日終値付近に戻す場面もあり、前場は小幅高でのもみ合いに終始した。  後場に入ると、値がさ株のソフトバンク <9984> やファーストリテイリング <9983> が買われたことで、日経平均はやや上げ幅を拡大。午後2時過ぎには89円高まで買われたが、引け間際に急失速しマイナス圏で取引を終えた。  個別株では、4期ぶりの復配を発表したシステム・テクノロジー・アイ <2345> がストップ高。11日にマグネシウム燃料電池関連の特許を譲り受けると発表したオリコン <4800> は連日のストップ高を付ける場面があった。  また、今3月期の増配と実質株式2分割を発表したエムスリー <2413> や、消費増税前の駆け込み需要で2月売上高が大幅増となったヤマダ電機 <9831> が急伸。外資系証券による投資評価の引き上げがあったテイ・エス テック <7313> や、株主優待制度の導入が材料視されたアサンテ <6073> なども強い動きを見せた。  一方、今期の最終減益予想が嫌気された三井ハイテック <6966> や、1月中間期業績が大幅減益となったティー・ワイ・オー <4358> が急落。今3月期が営業減益予想に転じた京都きもの友禅 <7615> も軟調となった。  業種別では、パルプ・紙、空運、ガラス・土石、情報通信株が強い動きとなり、海運、不動産、倉庫株などが下落した。(編集担当:片岡利文)
13日の日経平均株価終値は、14円41銭安の1万4815円98銭と小幅続落。
japan,economic
2014-03-13 14:30