東京都の「弁当など路上食品販売」衛生対策検討、「冷蔵容器」「食品衛生責任者」など、わが国も参考にすべき=中国報道

中国メディア・中国国際放送局は12日、東京都が路上における弁当などに関する食品販売の管理規制にかんする審議会を開催したことを紹介するとともに「われわれが参考にする価値がある」と論じた記事を掲載した。
記事は、審議会において、店が冷蔵容器を使用すること、食品衛生の責任者を定めることなどの意見が出たことを紹介。「責任」は従事者に最大限しっかりやるようプレッシャーをかける大きな「魔力」を持っているとし、「参考にすべき部分がある」と論じた。
その一方、「各種資料を総合的に見てみると、日本は露店販売の衛生、安全を強化していると同時に、監督作用をないがしろにしてしまっている」と分析。
路上での弁当行商などが利益の誘惑に駆られて行いかねない違反行為に対して、取り締まりや監督の強化ほど効果のあるものはないとした。そして「この点については米国がうまくやっている」とし、営業者に対する納税の義務化、衛生当局職員による食品衛生の抜き打ち検査などの取り組みを紹介した。
記事は「中国ではどこの都市でも露天商が牛の毛のごとく多数存在する」と同時に、膨張剤・漂白剤などをはじめとする問題が頻繁に存在しており、露天商の管理が急務であるとした。そして、日本や米国の経験を参考にして法整備、監督や取り締まりの強化、安全責任者の決定などといった解決策を講じるべきであると結んだ。(編集担当 今関忠馬)(イメージ写真提供:(C) Assawin Chomjit/123RF.COM。2012年2月撮影された中国の北京の王府井付近の屋台街)
中国メディア・中国国際放送局は12日、東京都が路上での弁当販売の管理規制にかんする審議会を開催したことを紹介するとともに「われわれが参考にする価値がある」と論じた記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Assawin Chomjit/123RF.COM。2012年2月撮影された中国の北京の王府井付近の屋台街)
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2014-03-13 19:30