日経平均は289円安スタート、円高進行や米株安で一時400円超安
14日の日経平均株価は前日比289円70銭安の1万4526円28銭で寄り付き、直後に下げ幅を一時400円超に拡大した。
16日にクリミアでロシア編入を問う住民投票が実施されれば、米国やEUとロシアの対立が深まるとの見方が強まった。クリミア情勢の緊迫化に加え、中国の景気減速懸念が根強く、円高進行や米国株安なども嫌気され、東京市場でも売りが先行した。
朝方の時点で、東証業種別株価指数では全33業種が下落。三井金属 <5706> など非鉄金属株が軟調に推移。横浜ゴム <5101> などタイヤ株もさえず、日産自動車 <7201> など自動車株も下げ基調。ソニー <6758> などハイテク株や、ニコン <7731> など精密機器株も売られた。
個別では、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> など寄与度の大きい値がさ株が下落した。14年1月期で減益を見込んだイーブックイニシアティブジャパン <3658> は売り気配スタート。東京ドーム <9681> も弱含みで推移している。14年4月期第3四半期で純利益の進ちょく率が低水準だったフルスピード <2159> も安い。
半面、株式分割を発表した大塚商会 <4768> は堅調。1部銘柄に指定された東邦システムサイエンス <4333> 、コタ <4923> もしっかり。14年10月期業績予想を上方修正したオハラ <5218> も買いが先行した。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比289円70銭安の1万4526円28銭で寄り付き、直後に下げ幅を一時400円超に拡大した。
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2014-03-14 09:15