韓流ブーム、日本は過ぎ去っても中国はこれから・・・韓国芸能プロダクションの相次ぐ中国進出=中国

韓流ドラマやK-POPなど、韓国の芸能コンテンツにとって日本こそ最大の輸出市場だと考えられてきたが、近年は日本の韓流ブームはすっかり下火となっている。一方、中国では最近、韓流が盛り上がりを見せており、韓流は中国で第2の春を迎えつつあるという。亜洲経済中国語版が13日付で報じた。
日本における韓流はすでに勢いを失っており、関係者は「現在、韓流コンテンツの収益は最盛期の3分の1から4分の1にまで落ち込んでいる。しかも市場は縮小を続けており、赤字に転落した企業も少なくない」と話した。
報道によれば、「日本で1000人のファンを集めていた韓流芸能人も最近は200~300人集めるのがやっと」だという。別の関係者は「日本の芸能界は不景気が続いているうえ、韓国芸能人に対する新鮮味も失われている。さらに日本国内では“韓流”に対する反発も見られ、韓国芸能人らが日本で勢いがあった時期はとっくに過ぎ去った」と語った。
一方、イ・サンヨプが出演したラブコメディ映画「前任攻略」が春節期間中の興行成績ランキングで常に上位に食い込むなど、中国では韓流が勢力を伸ばし始めており、韓国の芸能プロダクションも相次いで中国に進出している。
中国で特に大きな成功を収めている韓流ドラマといえば「星から来たあなた」を挙げることができるだろう。記事によれば、中国の韓流ファンたちは「神ドラマ」と崇めており、主演のキム・スヒョンは自身の出演料のほか所属事務所の株価もうなぎのぼりとなった。キム・スヒョンの活躍ぶりを金額に換算した場合、その貢献度合いは1000億ウォン(約96億394万円)に達するという。
記事は日本でブームを過ぎて「寒流」となった韓流が、中国では「暖流」になったと論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓流ドラマやK-POPなど、韓国の芸能コンテンツにとって日本こそ最大の輸出市場だと考えられてきたが、近年は日本の韓流ブームはすっかり下火となっている。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-14 13:15