プライマリーディーラーが動く?!

 皆さんは「プライマリーディラー」をご存知でしょうか?  米国において、米国債の入札に参加し、ニューヨーク連銀と直接取引ができる、米国政府が公認する証券会社のことをいう。その資格は、政府証券の大きな取扱実績(売買実績)、豊富な資金力、マーケットメイク(値付け)の責任などの厳しい条件の下、ニューヨーク連銀が認定し、有力証券会社の象徴とされる。  プライマリーディーラーになると、米国債について一定の引き受け義務などが課される半面、ニューヨーク連銀が公開市場操作で政府証券を売買する際の相手方となったり、また直接取引をすることによって、米国の金融政策の見通しや金利動向の情報などを得やすいという利点もある。  その彼らが、どうやら米国債を売却の動きに出ているようです。  米国債のプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)は、米国債保有の圧縮に動いている。  市場予想を下回る雇用の伸びや製造業、小売売上高をめぐる統計から米景気回復の力強さを疑問視しているが、ディーラーによる米国債売却の増加は米経済の力強さに対し確信が強まっている表れ。  プライマリーディーラー調査によると、米国債は値上がりから値下がりに転じ、10年債利回りは年末までに3.49%に上昇する見込みで、過去4週間に総額1740億ドル(約17兆7000億円)相当の米国債の売却を連邦準備制度に提示。同期間に連邦準備制度が買い取った米国債410億ドルの4倍以上に当たる。  この事により、米国利回りが上昇しドル/円に対して上昇圧力が働きます。(情報提供:株式会社アイリンクインベストメント)
皆さんは「プライマリーディラー」をご存知でしょうか?米国において、米国債の入札に参加し、ニューヨーク連銀と直接取引ができる、米国政府が公認する証券会社のことをいう。その資格は、政府証券の大きな取扱実績(売買実績)、豊富な資金力、マーケットメイク(値付け)の責任などの厳しい条件の下、ニューヨーク連銀が認定し、有力証券会社の象徴とされる。
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2014-03-14 19:00