日経平均終値は49円安、ウクライナ情勢巡り様子見ムード
17日の日経平均株価終値は、49円99銭安の1万4277円67銭と4日続落。
、前週末のNYダウの続落、為替の円高進行などが重しとなり、日経平均は73円安でスタート。前場は様子見ムードでもみ合いに終始しており、前週末比でプラスに転じる場面もあった。
後場に入ると、ウクライナ情勢を巡る欧米諸国とロシアとの関係悪化懸念などから、リスク回避と見られる売りが日経平均を引き下げた。午後2時過ぎには下げ幅が100円超に拡大したが、大引け間際には小幅安に戻している。
個別株では、前2月期利益予想の下方修正を発表したイオン <8267> が急落。今7月期の営業減益予想を据え置いた稲葉製作所 <3421> 、前2月期の最終損益が一転赤字となったオークワ <8217> 、一眼レフカメラの一部機種が中国当局に販売停止を命じられニコン <7731> なども売られた。
一方、ソフトバンクモバイルとの業務提携を発表したオイシックス <3182> や、1対2の株式分割を発表したカイオム・バイオサイエンス <4583> が一時ストップ高。中国アリババ社の米国におけるIPO準備が好感されたソフトバンク <9984> や、今3月期の業績と配当予想を上方修正した田淵電機 <6624> も大きく買われた。
業種別では、不動産、建設、ガラス・土石、金属製品、証券株などが弱含んており、情報通信株が堅調に推移した。(編集担当:片岡利文)
17日の日経平均株価終値は、49円99銭安の1万4277円67銭と4日続落。
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2014-03-17 15:00