東芝はストップ安、米原発事業で数千億円規模の損失計上の可能性と正式発表

 東芝 <6502> は午前9時28分に80円ストップ安の311.6円で寄り付いた。27日引け後、米国の原発関連会社の資産価値が想定を下回り、数千億円規模の損失を計上する可能性があることを正式発表した。グループ会社の米ウェスチングハウス社が15年末に買収したCB&Iストーン&ウェブスター社(S&W社)ののれんが当初の約8700万ドル(約102億円)を大幅に上回る見通し。  東芝は半導体事業の好調を受けて11月に17年3月期の純利益予想を1450億円(前期は4600億1300万円の赤字)に上方修正していたが、損失額によっては3期連続の最終赤字になる恐れがある。前日の記者会見では、同社の綱川智社長が主要取引銀行に対して資本増強を含めた支援を検討していると述べた。(イメージ写真提供:123RF)
東芝は午前9時28分に80円ストップ安の311.6円で寄り付いた。
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2016-12-28 09:30