シャープはもみ合い、堺ディスプレイプロダクトの株式譲渡で連結決算で特別利益計上

　シャープ <6753> は前日終値を挟んでもみ合い商状。２９日早朝、堺ディスプレイプロダクトの株式の一部を鴻海グループのＳＩＯインターナショナル・ホールディングスに譲渡すると発表。株価は朝方に８円高の２７９円と４日続伸したが、前日に急伸した反動もあって利益確定売りが上値を抑え、その後は値を消した。 　今回の譲渡により、堺ディスプレイプロダクトに対するシャープの議決権保有割合は２６．７１％になる。シャープは１７年３月期第３四半期の個別決算で特別損失を計上するが、連結決算では２億３４００万円の特別利益を計上する見込み。（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）