済州島に超大型カジノの建設計画も、「客の取り合い」「経験スタッフの引き抜き」に懸念の声=韓国報道

韓国ロッテ観光開発の系列会社、東和投資開発が、中国不動産大手の緑地集団と韓国・済州島に大型カジノの建設を計画していることが分かった。複数の韓国メディアが報じた。
東和投資開発と緑地集団は12日、済州市に対し、敷地2万3301平方メートルに地下5階、地上56階、全体面積30万6517平方メートル規模の宿泊施設、ショッピング施設を持つ「ドリームタワー」の建設許可を申請した。
カジノはショッピング施設や観光ホテルの建物に作られる予定で、全体面積は2万2069平方メートル。韓国国内には外国人専用のカジノが16カ所あるが、済州島のカジノは既存のカジノより3.6倍−32倍も大きいという。
ただし建物が完工しながら、カジノ運営の許可が下りない場合は、深刻な経営難に陥る可能性が高いため、済州市の判断に注目が集まっている。
韓国カジノ協会のクォン・ヨンギ事務局長は「済州地域のカジノは2−3年前まで赤字に苦しみ、中国人観光客による特需で最近やっと赤字から脱した」と説明。「もし超大型カジノが誕生し、客の取り合いや経験のある職員の引き抜きなどが発生した場合、小規模カジノは店をたたむことになるだろう」と憂慮を示した。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)
韓国ロッテ観光開発の系列会社、東和投資開発が、中国不動産大手の緑地集団と韓国・済州島に大型カジノの建設を計画していることが分かった。複数の韓国メディアが報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-17 20:15