【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:1ユーロ=1ドルの「パリティ」が視野に

本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表される。1年ぶりに利上げを決めた昨年12月13-14日のものであり、当時は経済・金利見通しのタカ派化とセットでドル買い材料視された。ユーロ/ドルは、この翌日には1.0360ドル台でひとまず下げ止まったが、昨日は年始早々にドルの上昇が再開しており、1.03392ドルまで下落して約14年ぶりの安値を付けた。本日のFOMC議事録でドル買い・ユーロ売りの流れが加速する事になるのか注目されよう。なお、昨日は独12月消費者物価指数が前年比+1.7%と、2013年7月以来の高い伸びを示したがユーロ相場の反応は限られた。本日のユーロ圏12月消費者物価指数・速報も前年比+1.0%と2013年9月以来の高い伸び率が見込まれているが、原油高の影響が大きいと見られており、ユーロ買い材料にはなりにくいだろう。ユーロ/ドル相場は、2003年1月安値1.03330ドルを下抜ければ、強い下値支持を見失う可能性があり、1.03ドルの節目を割り込めば1ユーロ=1ドルの「パリティ」が強く意識される事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表される。1年ぶりに利上げを決めた昨年12月13-14日のものであり、当時は経済・金利見通しのタカ派化とセットでドル買い材料視された。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-01-04 17:00