三井化学が好調、来期営業益は4割増との観測報道

 三井化学 <4183> が18日午前10時15分に、9円高の262円まで買われている。  同社の来3月期の営業利益が今期計画から4割増加、350億円程度に拡大するもようと、18日付の日本経済新聞が報じたことが材料視された。  主力のポリエステル原料やフェノールは、中国企業の増産基調で採算が悪化していたが、リストラの進展、高付加価値分野への投資の集中が来期には成果に結び付くと分析。海外での自動車部品の増産、新興国におけるメガネレンズ材料や不織布の需要拡大なども寄与するほか、海外向けの農薬も好調だという。  また、合理化に伴う特別損失の計上一巡もあり、来期の最終損益は4期ぶり黒字になりそうだとも見通されている。  同社株は昨年(13年)5月22日に315円の昨年来高値を付けている。(編集担当:片岡利文)
三井化学が18日午前10時15分に、9円高の262円まで買われている。
兵頭
2014-03-18 13:15