【今日のドル円】米政権による円安批判

昨日のドル/円は、トランプ米大統領による円安批判を受けて急落。一時、昨年11月30日以来の安値となる112.00円台まで下値を切り下げた。なお、米政権はドイツや中国の為替政策も露骨に批判しており、ドルは全面的に下落している。トランプ政権がドル高を容認しない姿勢を明確にした事でドルにもう一段の下落圧力がかかる可能性は否定できない。
しかしながら、良好な米国景気と連邦準備制度理事会(FRB)の利上げスタンスに鑑みれば、そうしたドル安誘導には無理があると言わざるを得ない。本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米国経済の優位性がクローズアップされれば、ドルが強烈に買い戻されても不思議ではないだろう。いずれにしても、ドル/円相場は当面、不安定な値動きを強いられる公算が大きいと見る。
本日の予想レンジ:111.300 - 113.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円は、トランプ米大統領による円安批判を受けて急落。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-02-01 09:45