【今日のドル円】米雇用だけでなく日銀にも注目

 本日最も注目されるのは、米1月雇用統計であろう。市場予想は非農業部門雇用者数18.0万人増、失業率4.7%、平均時給前月比+0.3%、前年比+2.8%などとなっており、これらより強ければドル高に振れやすく、弱ければドル売りという是々非々の反応を示すと見られる。特に平均時給の伸び率がカギを握る事になりそうだ。  また、本日は日銀の動きにも注目しておきたい。昨日は10年債利回りが1年ぶりの水準に上昇する中、日米金利差が縮小した事でドル売り・円買いに傾く場面もあった。日銀の金融緩和による円安誘導に米政権から批判の声が上がる中、日銀が長期金利の上昇にどう対処するのかがポイントだろう。午前10時10分の金融調節(オペレーション)通告における国債買入れの金額や対象に注目が集まりそうだ。本日は、注目度が高くかつ重要なイベントが重なるとあって、想定レンジをやや広めに取りつつ柔軟に対応すべき一日となろう  本日の予想レンジ:111.300-114.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日最も注目されるのは、米1月雇用統計であろう。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-02-03 09:15