【今日のドル円】主役は本日もトランプ大統領

 昨日のドル/円は今月3日以来の113円台を回復。トランプ米大統領が税制改革(減税)に言及した事を受けて米長期金利が上昇するとともに米主要株価指数が揃って史上最高値を更新する中、ドル買い・円売りが活発化した。本日行われる日米首脳会談では、為替問題(日本の円安誘導に対する批判)を直接的に協議しないとの見方が広がった事も支援材料になったようだ。  つまり、ドル/円相場にとって「いいトランプ」が顔を出すと同時に「わるいトランプ」が引っ込んだ格好であり、本日もこの流れが続けば一気に115円台を回復してもおかしくないだろう。もっとも、トランプ米大統領は、豪首相との電話会談を怒りに任せて途中で打ち切った「実績」があるとされる。本日の日米首脳会談が市場の期待を裏切る可能性も完全には排除できない。いずれにしても為替相場の主役は本日もトランプ米大統領であり、真打登場は日本時間午前3時頃の予定となっている。  本日の予想レンジ:112.000-115.000円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円は今月3日以来の113円台を回復。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-02-10 09:30