フェローテックは底入れ確認から出直りのタイミング
フェローテック <6890> (JQS)は、3月18日(火)、18円高(+3.36%)の554円と5営業日ぶりに反発している。17日にテクニカル指標でサイコロジカルが30%以下、移動平均の乖離率が25日移動平均線が-5%以下と逆張りで買いサインを示唆したうえ、高値からの調整が一巡し値ごろ感があることから、目先リバウンド幅を拡大する可能性があり、好狙い場となりそうだ。
足元の業績、太陽電池関連事業においては、太陽電池用シリコン製品及び消耗品は、需要が徐々に回復に転じているが、競争激化により価格は下落したままの状況が続いている。また、電子デバイス事業においては、同社のコア技術製品であるサーモモジュールが、自動車温調シート向けの売上高が増加し、民生用途や高機能製品も堅調に推移している。2014年3月期業績予想は、売上高が420億円(前期比9.3%増)、営業損益が10億円の黒字(同36億0800万円の赤字)、経常損益が8億5000万円の黒字(同34億6500万円の赤字)、最終損益が10億円(同65億3200万円の赤字)と回復を見込む。年間配当は期末一括5円を予定している。
株価は、1月14日につけた昨年来の高値865円から前日3月17日安値522円まで約4割調整。PBR0.50倍と1株純資産の半分に位置しており、値ごろ感が出ている。2月末には三菱東京UFJ銀行と三井住友信託銀行をジョイント・アレンジャーとするシンジケート銀行団との間で、総額20億円の短期コミットメントライン契約を締結したと発表済み。収益体質強化に係る機動的な事業資金調達と、流動性補完を行う事が可能となり、強固な財務基盤構築による企業経営の安定化が図られるとあって買い安心感がある。100株位と手がけやすく、目先配当権利取りも加わり、3月期末を意識し上値抵抗線となる25日移動平均線を突破するか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
フェローテック<6890>(JQS)は、3月18日(火)、18円高(+3.36%)の554円と5営業日ぶりに反発している。
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2014-03-19 09:15