【今日のドル円】日米首脳会談は波乱なく通過

10日のドル/円は主に113円台で推移し、ほぼ横ばいで取引を終えた。注目された日米首脳会談は大きな波乱なく通過。日本の貿易黒字や円安誘導に対して米側から厳しい批判が出なかった事で、ひとまず円高リスクは後退したと考えられる。市場の関心は、改めて米新政権の経済・財政政策に向かうと見られ、株高・ドル高の「トランプ・ラリー」再開の下地は整いつつある。
ドル/円は月初来高値(113.960円)を更新して一目均衡表(日足)の基準線が位置する114円台半ばまで上昇する可能性もあろう。シカゴ通貨先物市場における最新(2/7時点)の投機筋円売りポジションが減少している点も、リスクイベント通過によってドル買い(円売り)余力が拡大したと解釈できる。
本日の予想レンジ:113.000-114.600円
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
10日のドル/円は主に113円台で推移し、ほぼ横ばいで取引を終えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-02-13 09:30