【本日注目の通貨ペア】ポンド/米ドル:英インフレと米議長証言の両にらみ

 ポンド/ドル相場は先月25日に日足の一目均衡表の雲を突破すると、その後は下押しても基準線がサポートとなって底堅く推移している。こうした中、本日は英1月消費者物価指数に注目したい。事前予想は前年比+1.9%と14年6月以来の伸びが見込まれると共に、英中銀(BOE)のインフレ目標(1~3%)の中央値に近づくと見られている。今月2日のBOE理事会議事録で一部メンバーがインフレの高まりを懸念していたことが明らかとなっており、予想を上回る伸びが示されるようならば利上げ観測が高まると共にポンド買いが優勢となる公算である。9日に失敗した1.26ドル台に乗せると、ボリンジャーバンド2シグマ上限(執筆時1.26917ドル)に向けた一段高もあるだろう。  ただ、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で早期利上げを示唆するようならば、ドル買いが強まってポンド/ドル相場の重石となる事もあり得るので注意したい。 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ポンド/ドル相場は先月25日に日足の一目均衡表の雲を突破すると、その後は下押しても基準線がサポートとなって底堅く推移している。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-02-14 17:00