アルファはモミ合い上放れの動き、収益改善や高配当利回りを評価

  店舗販促用POP広告のアルファ <4760> (JQS)の株価は、全般地合い悪化の影響を受ける場面もあったが、モミ合いレンジ下限から急反発して出直りの動きを強めている。収益改善、高配当利回り、低PBRを評価してモミ合い上放れの展開となりそうだ。   店舗販促用POP広告の企画・制作事業などを展開し、メーカー・小売のタイアップ企画である消費者向け販促キャンペーンの受注や、デジタルサイネージ(デジタル技術を活用した広告媒体)を組み込んだ新販促商品・サービスの企画・提案を強化している。   今期(14年8月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比2.7%増の72億円、営業利益が同79.3%増の1億05百万円、経常利益が同53.3%増の1億円、純利益が同70.3%増の50百万円としている。企画提案活動強化の効果で消費者向けキャンペーンやイベント関連景品の受注が増加し、売上総利益率改善や販管費圧縮効果も寄与する。   第1四半期(9月~11月)は、営業利益が同27.4%増の1億38百万円、経常利益が同27.0%増の1億40百万円、純利益が同29.0%増の84百万円の大幅増益となり、すでに第2四半期累計(9月~2月)および通期見通しを超過達成している。クリスマス・年末年始など冬季のイベントに向けた需要が多いため上期偏重の収益構造だが、4月消費増税に向けた告知POPなどの特需も期待され、通期増額の可能性があるだろう。   株価の動きを見ると、1月21日に193円まで急伸し、一転して2月5日と2月14日に155円まで下押す場面があったが、概ね160円~170円近辺でモミ合う展開だ。ただし足元はレンジ下限から急反発して、モミ合いレンジから上放れの動きを強めている。3月18日は前日比7円(4.07%)高の179円まで上伸した。今期業績増額に対する期待感のようだ。   3月18日の終値179円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS6円21銭で算出)は28~29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績のBPS281円18銭で算出)は0.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して上伸した。高配当利回りや低PBRも支援材料であり、モミ合い上放れの展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
店舗販促用POP広告のアルファ<4760>(JQS)の株価は、全般地合い悪化の影響を受ける場面もあったが、モミ合いレンジ下限から急反発して出直りの動きを強めている。
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2014-03-19 09:30