【今日のドル円】ロング解消に伴うドル安は持続しない公算

 昨日のドル/円は、112円台半ばまで下落して2週間ぶりの安値を付けた。ムニューシン米財務長官のコメントをきっかけに、トランプ政権の目玉政策である税制改正が早期には実施されないとの見方が広がり、ドルを圧迫した。もっとも、トランプ大統領が米主要企業経営者との会談を行い「数百万人分の雇用を取り戻す」と述べた事を手がかりに、NYダウ平均が10連騰して史上最高値を更新するなど、ドルの動きとは裏腹にトランポノミクスに対する市場の期待は根強いものがある。  昨日のドル安は、短期筋によるドルロングポジション解消の動きが主導した公算が大きい。こうした見方が正しければ、ドル/円が月初来安値(111.595円)を割り込む事はないだろう。決定打がないまま111円台に差し込むようなら、押し目買いの好機になると考えている。  本日の予想レンジ:111.900-113.600円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円は、112円台半ばまで下落して2週間ぶりの安値を付けた。(イメージ写真提供:123RF)
economic,gaitamedotcom,gaitame_tocdaydollars,fxExchange
2017-02-24 09:45