日経平均は51円高で終了、一時は252円高まで上昇

 19日の日経平均株価は、51円25銭高の1万4462円52銭と続伸。  ウクライナ問題が落ち着きを見せるとの期待から、日経平均は84円高で寄り付き、朝方は小幅高で推移した。しかし、為替市場でドル・円が101円台でもみ合っていることへの警戒感もあり、日経平均は徐々に上げ幅を縮小し、マイナス転換。後場入り後には109円安まで売られる場面もあった。  その後は先物先導での買いが入ったことで、日経平均は急伸。午後2時過ぎには252円高まで上昇したものの、利益確定売りに押されて51円高まで戻した段階で取引を終えた。  業種別では、医薬品や小売、食料品、化学、不動産株などが強含んだものの、鉱業、非鉄金属、電力・ガス、海運株などが軟調となった。  個別では、来3月期の業績拡大報道が好感されたツガミ <6101> 、前2月期業績予想を上方修正したCFSコーポレーション <8229> などが大幅高。  また、「完全ヒトADLibシステムの構築」に関する発表が好感されたカイオム・バイオサイエンス <4583> がストップ高。動画手ブレ補正技術などが中国の通信機器メーカーに採用されたと発表したモルフォ <3653> 、コイン形大容量リチウムイオンキャパシタを開発したエルナー <6972> もストップ高をつけた。  一方、来3月期の業績足踏み報道が懸念された日本電子 <6951> や、未定としていた今3月期末配当を無配とした内海造船 <7018> が軟調となった。(編集担当:片岡利文)
19日の日経平均株価は、51円25銭高の1万4462円52銭と続伸。
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2014-03-19 16:00