日経平均は238円安で取引終了、連休前で戻り限定的
20日の日経平均株価は前日比238円29銭安の1万4224円23銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利上げ観測でドル・円が102円台を付けるなど円がやや下落したため、朝方は買いが先行したものの、上値の重さが嫌気されて日経平均は下げに転じた。後場は先物へのまとまった売りに押されて下げ幅を一時250円超に拡大。その後に下げ渋る場面もあったが、3連休前で積極的な買いは入らず、戻りは限定的だった。
個別では、14年3月期業績予想の修正で営業赤字に転落する見込みになった酉島製作所 <6363> が下落した。業績・配当予想を下方修正した川崎化成工業 <4117> も安い。14年3月期で市場コンセンサスに届かない見通しが報じられた王子ホールディングス <3861> も売りが先行した。ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> など指数寄与度の大きい値がさ株もさえない動きとなった。
半面、14年3月期の期末一括配当予想を上方修正したシステム・ロケーション <2480> はストップ高配分され、ティアックからストレージデバイス事業の譲受けで交渉を開始すると発表したアルメディオ <7859> も一時ストップ高を付けた。14年3月期の配当予想などを上方修正した新家工業 <7305> も物色された。近畿大学と共同で除染廃棄物の減容化システムを開発した中外炉工業 <1964> も堅調。(編集担当:宮川子平)
20日の日経平均株価は前日比238円29銭安の1万4224円23銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2014-03-20 15:00