【今日のドル円】トランプ氏の政策運営を不安視

昨日のドル/円はスタート時から軟調に推移すると、一時昨年11月以来となる110.10円台まで下落した。前週末のオバマケア修正法案の採択中止よりトランプ米大統領の政策運営への懐疑的な見方が浮上する中、米長期金利が低下して主要国で株安となったことが重石となった。終盤に110円台後半まで戻したが、政権に対する不透明感が容易に払拭できるとは考えにくく、ドル/円は上値の重い展開が継続する公算である。
今回の採択中止は主だった成果のないトランプ政権にとって打撃となる事が予想される。ドル/円は昨日の欧州市場で分水嶺となった110.40円レベルを下抜けると、昨日割り込めなかった週足の一目均衡表の基準線(執筆時109.924円)を再び試す事も考えられる。
本日の予想レンジ:109.800-111.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円はスタート時から軟調に推移すると、一時昨年11月以来となる110.10円台まで下落した。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-03-28 09:30