公示地価の推移、1980年の水準に逆戻り?=為替王

 公示地価が発表されました。この図は為替王オリジナル公示地価グラフ(1980年を起点100とした全国平均の推移)です。 ■1980年代 急騰  1980年代、日本の地価はバブル経済と共に急騰し、今振り返れば異常なほど値上がりしていたことがよくわかります。日経平均株価は1989年末がピークでしたが、地価は1991年がピークでした。全国平均地価は11年で2.5倍近くも値上がりしました。 ■1990年代 急落  日本の地価(全国平均)は1992年から下落に転じました。最も値下がりがきつかったのが1993年で年間-8.4%も下落しました。ピークから13年後に地価は約半値になりました。 ■2000年代 低迷  2000年以降、株価は大幅に上昇する場面が何度かありましたが、地価は完全に低迷した状態が続いています。2007年~2008年にかけて2年連続で値上がりしたことがあったのですが、それを除けば、全国平均の地価は毎年下落し続けています。1980年を100とした全国平均の為替王オリジナル地価指数は、2014年は102まで下がってきました。来年以降100を割れて、つまり1970年代の地価に逆戻りしてしまうことになるでしょうか?(執筆者:為替王)
公示地価が発表されました。この図は為替王オリジナル公示地価グラフ(1980年を起点100とした全国平均の推移)です。
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2014-03-20 15:00