【今週の注目銘柄】空港旅客数増加を追い風に業績好調な日空ビル

 東南アジア諸国に対するビザ(査証)発給要件の緩和や、円安の影響もあって空港旅客数が増加し、日本空港ビルデング <9706> は14年3月期第3四半期で売上高が前年同期比6.7%増の1107億800万円、営業利益は同33.3%増の51億4700万円、純利益は同56.6%増の30億1300万円と大幅な増収増益だった。施設管理運営では、家賃収入が前年同期を下回ったものの、施設利用料収入が旅客数増などを背景に増加。物品販売業や飲食業も好調だった。  通期業績予想は、売上高1430億円(前期比5.0%増)、営業利益55億円(同31.6%増)、純利益22億円(同35.4%増)と従来計画を据え置いているが、純利益は第3四半期の時点で超過している。また、来週30日から羽田空港の国際線発着枠が拡大される。年度明けも空港利用者が順調に増加するようなら、来期業績への好影響も期待できるだろう。(編集担当:宮川子平)
東南アジア諸国に対するビザ(査証)発給要件の緩和や、円安の影響もあって空港旅客数が増加
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2014-03-23 10:00