スポット金は４業日続落

　２０日、スポット金は４営業日続落。１，３２７．６ドルで引けた。米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数は３２万件で、市場予想の３２万５０００件を下回る結果となった。労働市場の勢いに幾分回復の兆しが見え、安全資産である金への需要が弱まった形となった。 　ＮＹＭＥＸ原油は反落。９８．５７ドルで引けた。米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を受けて、金利上昇見通しが強まったことによるドル高、ロシアのクリミア編入をめぐり、欧米の対ロ追加制裁とロシアの対米報復措置による対立激化が懸念されるユーロ安傾向に、原油の売りが優勢となった。（情報提供：東岳証券株式会社）