世界シェア2位の半導体などに「集中投資」の計画・・・競争力強化をはかる=韓国報道

韓国の産業通商省は20日、京畿道・板橋で行われた「2014年の半導体・ディスプレイ事業説明会」で、半導体やディスプレイの研究開発(R&D)に合計約2030億ウォン(約192.4億円)を投資する計画だと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。
これは、前年比4%増加で、半導体とディスプレイの産業競争力の強化を通じ、世界市場シェアで日本を抜いて首位の米国に次ぐ2位の半導体と、ディスプレイでの首位の座を維持する狙いとみられる。
韓国の半導体は昨年、日本を抜き、史上初めて世界市場シェア2位になったが、52.5%がメモリ半導体に偏っているため、成長停滞が懸念される状況である。
韓国のメモリ半導体の世界シェアは52.4%と圧倒的であるが、システム半導体は5.8%、機器は12.5%に過ぎず、システム半導体の市場はメモリ半導体市場より4倍以上大きいという。
また、世界市場で11年間1位を保っているディスプレイも、市場シェアでは昨年は45.9%と小幅下落していると指摘。さらに、中国からの供給過剰による価格の下落と、中国と台湾企業の猛追も問題であるとした。
このため韓国政府は、機器・素材やシステム、半導体など「7大分野」に集中的に投資し、体質改善をするとみられ、半導体に1209億ウォン、ディスプレイに733億ウォン、短期R&Dに87億ウォンなどを割り当てた。
キム・ジョンイル産業省電子部品課長は、「半導体・ディスプレイ産業のぜい弱性を早急に補強し、ディスプレイ世界市場1位の維持に最善を尽くしたい」と強調した。(編集担当:李信恵)
韓国の産業通商省は20日、京畿道・板橋で行われた「2014年の半導体・ディスプレイ事業説明会」で、半導体やディスプレイイの研究開発(R&D)に合計2030億ウォン(約192.4億円)を投資する計画だと明らかにした。(編集担当:李信恵)
korea, technology
2014-03-21 14:15