日本が新幹線を世界に売り込みへ・・・「高速かつ安全、時間にも正確」=中国報道

2014年は日本に新幹線が開通してから50年目の節目に当たる。JR東日本、JR東海、JR西とJR九州は17日、一般社団法人「国際高速鉄道協会」を共同で設立すると発表、新幹線の海外への売り込みに力を入れる。中国広播網が20日伝えた。
1964年10月1日、東京と大阪を結ぶ東海道新幹線が開通した。東京五輪の開幕を目前に控えた日本にとって初の高速鉄道だった。当時の新幹線の最高時速は210キロメートル、東京-大阪間の移動は4時間にまで短縮された。
記事によれば、「改革開放を実施して間もなかった当時の中国にとって、新幹線は“現代化とは何か”ということを初めて教えてくれた対象だった」という。
改革開放を主導したトウ小平は1978年10月22日、日本政府の招きに応じて初めて訪日した。10月26日、東京から京都へ移動するため新幹線ひかり81号に乗車したトウ小平は、新幹線について「とても速い。まるで誰かに押されて走っているかのようだ」と語ったという。
さらに記事は「50年間にわたって、新幹線は高速でありながら安全で、時間にも正確というイメージを確立してきた」とし、2011年3月11日に発生した東日本大震災においても「多くの新幹線が時速270キロメートルで走行していたにもかかわらず、すべての新幹線が安全に停止し、脱線した車両すらなかった。ましてや乗員の死傷もなかった」と驚きを示した。
新幹線の安全性は間違いなく世界トップと言えるだろう。海外へ新幹線の技術と設備を売り込むため、JR東日本、JR東海、JR西とJR九州は4月1日付で一般社団法人「国際高速鉄道協会」を共同で設立する。報道によれば、国際高速鉄道協会は今後、日本企業のほか米国や英国、ベトナムなどの企業や政府の参加も要請したうえで、新幹線のデファクトスタンダード化を目指すという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)vacclav/123RF.COM)
2014年は日本に新幹線が開通してから50年目の節目に当たる。JR東日本、JR東海、JR西とJR九州は17日、一般社団法人「国際高速鉄道協会」を共同で設立すると発表、新幹線の海外への売り込みに力を入れる。(イメージ写真提供:(C)vacclav/123RF.COM)
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2014-03-21 14:45