【今日のドル円】ドル円、2大イベントを睨んだ動き

昨日のドル/円は、アジアタイムは地政学リスクを避ける形で110.20円台まで下落したが、NYタイムには111.10円台へと反発。もっとも、クローズは110.70円台に押し戻されており、終わってみればほぼ横ばい圏という動きであった。米中首脳会談の行方や、米3月雇用統計の結果を確認したいとのムードが強く、本日もこの2大イベントを睨んだ展開となりそうだ。米中首脳会談については、為替を含む貿易問題と北朝鮮問題が焦点となるが、真の合意への期待はほとんどないと言って良いだろう。市場に「決裂」との印象を与えない事が重要になりそうだ。
米3月雇用統計(21:30)に関しては、市場予想中央値として、非農業部門雇用者数18.0万人増、失業率4.7%、平均時給は前月比+0.2%、前年比+2.7%などが見込まれている。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースやバランスシート縮小開始時期をめぐり、平均時給の伸び率が最も注目されよう。ドル/円相場にとっては、これらの2大イベント消化後の米国株や米長期金利の動きも重要になりそうだ。
本日の予想レンジ:109.500-112.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円は、アジアタイムは地政学リスクを避ける形で110.20円台まで下落したが、NYタイムには111.10円台へと反発。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-04-07 09:00